6月26日(火)の『アメリカの影』上映終了後にトークイベントを行います。
トークゲストにはカサヴェテスを〝最も尊敬する監督″と公言し、
『ラヴ・ストリームス』の制作にも携わった『CUT』の
アミール・ナデリ監督をお迎えします。
ナデリ監督には、カサヴェテスへの溢れんばかりの思いと、
監督にしか語れないカサヴェテスの逸話について語っていただきます。
ナデリ監督によるカサヴェテス論。
ここでしか聞けない超貴重なトークイベントです。
また、同日に上映する『ラヴ・ストリームス』の上映前には、
ナデリ監督からのご挨拶があります。
皆様のご来場をお待ちしております。
【日時】
6月26日(火) 『アメリカの影』(17:00の回)上映終了後
6月26日(火) 『ラヴ・ストリームス』(20:00の回)上映前
【場所】
シアター・イメージフォーラム
【司会】
木藤幸江さん(映画プロデューサー)
【ゲスト】
アミール・ナデリ監督
1945年8月15日、イランのアバダン生まれ。アッバス・キアロスタミやモフセン・マフマルバフらとともにイラン映画が国際的に脚光をあびるきっかけを作った。テヘランでスチール・カメラマンとして活動後、“Deadlock”(73)、『ハーモニカ』(74)などを監督しながら、ナデリ脚本・キアロスタミ監督の“Experience”(74)も発表。「駆ける少年」(86)、「水、風、砂」(89)は両作ともナント三大陸映画祭グランプリを受賞、世界的にも高く評価された。その後アメリカに移住、現在はNYを拠点に活躍している。日本でも劇場公開された『マンハッタン・バイ・ナンバーズ』(93)、カンヌやサンダンスで上映された“A, B, C … Manhattan”(97)、「マラソン」(02)はニューヨーク三部作として高い評価を得ている。TOKYO FILMeXでも上映された「サウンド・バリア」(05)はローマ国際映画祭でロベルト・ロッセリーニ批評家賞を、「ベガス」(08)はヴェネチア国際映画祭コンペティション部門でSIGNIS賞を受賞。リンカーンセンター、釜山国際映画祭、トリノ国際映画祭などでその作品がレトロスペクティブ上映されるなど、世界にファンを持つ。2011年のTOKYO FILMeXでは審査委員長を務める。『CUT』(11)では、第26回高崎映画祭では特別賞を受賞し、第21回日本映画プロフェッショナル大賞では、海外の監督としては初の監督賞を受賞した。